ハワイ島6 マンタのスペシャルクリアリング

なかなか終わらない(笑)

ワイ島での旅の記録の続きです☆

 

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ハワイ島1 始まる前から始まっていた - dory

ハワイ島2 そして始まり - dory

ハワイ島3 ワイピオ渓谷 - dory

ハワイ島4 マウナケア山 - dory

ハワイ島5 海のプレゼント - dory

 

 

部屋で横になってはいたものの

相変わらず寝られず

夕方になり、

フラフラのまま

ツアーガイドさんの車で

夜の海で泳ぐマンタを見るための

ツアーへ出発しました。

 

到着したヨットハーバーでは

夜の海に出るために

たくさんの人たちが集まっていて

びっくりしました。

 

私はもの凄く喉がかわいていました。

経験のないような喉の乾きに

これから海にでる不安もあり

うろたえていると、

昼に海で泳いで日焼けしたから

喉が渇くのだと教わりました。

そういえば子供の頃、

海水浴の後は喉が渇いていたような、、、

長い間アクティビティをしていないと

感じ方まで軟弱になります。

のどの乾きは楽しく遊んだ証

たいした事ではないのでした。 

 

ウェットスーツに着替えて

思ったより小さいボートで

日没前に海に出ました。

 

マンタ観察ポイントまでは20分とのこと。

大海原には時折、私たちの船しかなく

波で船が上下に大きく揺れるたびに

歓声(悲鳴)があがりました。

このアトラクション感覚!!

どこまでも続く水平線と

大揺れと

風と波しぶきが最高に気持ちいい!!

楽しさですべてが吹っ飛びます!!

 

大空には

マッコウクジラの形の雲が!

目がニタ〜リとこちらを見ています。

クジラがそこらへんを

泳いでいそうな気になります。

 

しばらくして

あるポイントに船がとまると。

船頭さんが

「グリーンだ!!」

と興奮して叫びました。

 

なんと!!今日の夕日は

グリーンフラッシュ✨✨✨

 

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雲はあるのですが

太陽が沈む

水平線のラインがぽっかりと空いていて

優しいグリーンのオーラが

太陽をとりまいていました。

 

本当に優しい夕日と空の色でした。 

 

今朝、私たちがマウナケアでみた

朝日の話を聞いたガイドさんが

「朝マウナケアで見た朝日、

その同じ太陽が今沈むところを

あなた達は見てるんだね!

しかもグリーンフラッシュなんて!

これは凄いことだ!!」

と代弁してくれました。

 

私はあまりのことに

唖然としていました。

 

ワイ島に来た時は

遠くに感じた太陽が

今はとても近くに感じました。

とてつもない親しみを感じ

ハートが太陽のすぐそばに

あるかのようでした。

 

夕日は水平線に

グリーンの光を残して沈みました。

 

 

 

グリーンフラッシュの奇跡の余韻を残しつつ、

すっかり辺りが暗くなったころ

マンタ観察スポットに到着しました。

 

もう何艘もの船がマンタ観察の為に

集まっていました。

 

マンタはこのスポットに

もう来てるらしく

歓声がどこからか聞こえます。

 

「もうこっちに来てる!早くは入って!!」

と急かされ

こころの準備もないまま

夜の海へドボン!

照明のついたサーフボードに捕まりながら

海の底を見ると

かなりの深さですがはっきり底まで見える

もの凄い透明度!

たくさんの魚が明かりにつられて

やってきていました。

底まで見える夜の海の深いブルーの世界に

これだけで既に大興奮です!!!

 

そしてすぐに

「来たよーーー!」の声 

 

2匹マンタが現れました!!!

海の底をこちらにむかって泳いできて

水面に向かって上昇し

仰向けになりながら

中の骨まで見えるほど

口を大きく開けて

グワーンと大回転。

水面すれすれをいくので

体が当たりそう!!

 

ギャーーーーー!!!!!

大絶叫です!!!!

 

スーパースターのお出ましとばかりに

キャーキャー絶叫が止まらない!

シュノーケリングのコツがつかめず

叫び過ぎで

だんだん呼吸が苦しくなってきました。

 

でもグワーンと回転しながら

何回も近くに来てくれるマンタ。

どんどん距離が近くなっていき

当たらないようにするのにも必死です。

 

息が苦しい

2匹が入れかわり立ちかわり

ひっきりなしに近づいてきます。

 

だんだん本気で限界になり、

マンタさんもういいっす、、、

と思いました。

 

意識が遠くなるほど(笑)

数え切れないほどきてくれました。

後の話だと

私たちは通常のツアーの

7回分くらいマンタを見たそうです!

 

船に上がった時には 

冷えと興奮で

足ガクガク

息ゼエハア

でした。

この体の状態は初めてでした。

でも心地いいから不思議。

ある程度体に無理をさせるのは

精神にいいのかもしれません。

 

もう夜の海は全然怖くありませんでした。

海とも少し仲良くなれた気がしました。

巨大なマンタの雲が二匹

大空を泳いでいました。

見送ってくれてるみたいでした。

 

ありがとうマンタ。。。

 

水平線と風が心地いい。

 

夜の空と海の色

光るマンタ

映画「モアナと伝説の海」

そのままの世界でした。

 

ボートの音で聞こえないだろうと

主題歌「どこまでも」をうたいました。

 

“空と海が出会うところは

どれほど遠いの???”

 

それは素直な私の

問いかけでもありました。

 

ふと

「○○さんはアロハの塊のような人。」

という言葉が聞こえてきました。

ガイドさんが誰かのことについて

話しをしているようでした。

 

私は思わず

「アロハの塊のような人ってどんな人ですか??」

と聞きました。

ずっとつかみきれていなかった

アロハのこころ

についてヒントになる気がしました。

 

ガイドさんは

少し返答に困ったようでした。

理屈で説明できることではないのだと思います。

でも

「優しさかなあ。優しい人。」

と答えてくれました。

 

その言葉のエネルギーで

私はこのハワイ島にきてから出会った

人々やエネルギーを思い出しました。

私はすでにアロハのこころに出会い

無意識にでも感じていたことに気づきました。

 

 

ハーバーに近づくにつれ

街の明かりが見えてきました

とても優しい光でした。

 

ヨットハーバーに船が戻り

ポテチが配られたので

それをバリボリ無心で食べていました。

美味しかった。

 

TAさんによると

マンタは凄く浄化をしてくれていた、、、

とのことでした。

 

マンタは何と説明していいのか、、、

独特なエネルギーを持っていました。

淡々として絶妙な距離感を保つけど

案外強引でハートのあたたかい

頼りになって優しい人みたいな、、、

 

帰りの車で

ワイ島にきて初の熟睡を味わいました。

 

 

ホテルに到着すると

ロビーで

TAさんとTさんが

いったいいつ用意していたのか、、

夕食の巻き寿司とジュース

チョコレートを

一人づつに配ってくれました。

 

 

 

二人の優しさを感じながら

部屋で巻き寿司を食べ

疲れきった体と

朦朧とする頭で

眠りにつきました。

 

 

つづく